ただ笑い声が聞こえるだけで、動くわけでもなく、遊べるわけでもないのに大ヒットした袋「笑い袋」。
1970年代に発売された「笑い袋(わらいぶくろ)」は、布製の巾着袋から「アーハッハハハハー」と笑い声が延々と聞こえるだけの玩具です。
笑い袋は、乾電池で駆動する小型のレコードプレーヤーが袋に入っており、本体にあるボタンを押すと、笑い声入りのレコードが演奏される仕組みになっていました。
袋に描かれたピエロや女の子の絵柄は、ちょっと怖いのですが、笑い声を聞いていると自然と笑ってしまい、なんだか幸せな気分になれる袋でした。
この笑い袋がヒットしたことにより様々な「袋」が後に登場します。
「お鞄をお持ちします」「部長さんのためなら、もうっヒッヒッヒー」と延々とゴマをスル袋「ゴマスリ袋」や、人気芸人が延々とギャグを言う袋「吉本芸人大笑い袋」などが登場、現在でも色々な笑い袋が販売されています。
どのように使えばいいのかイマイチわからない笑い袋ですが、昔から「笑う門に福来たる」ということわざもあり、いつも笑いが絶えない人には幸運が訪れるというので、この「笑い袋」が笑いと幸せを届けてくれるかもしれませんよ。