白いアイスの中に宝石のようにキラキラと光る氷の粒が入っている、その名も「宝石箱」。
1978年に雪印乳業(当時)から発売されたカップアイスで、発売当初のラインナップは、ストロベリー(赤)、メロン(緑)、オレンジ(山吹色)の3種類。
当時の価格120円(後に100円)は、アイスとしてはなかなかのお値段でしたが、高級感あふれる黒の容器と、白いバニラアイスの中に散りばめられている、カラフルで香りが付いた氷の粒の新しさで、たちまち人気のアイスとなりました。
その後、チェリー(紫)、モカコーヒー(茶褐色)、レモン(黄)、アップルカクテル(赤と緑のミックス)なども販売されました。
そして、大人気だった「ピンクレディー」が出演したCMも話題となりました。
大ヒットシングル「モンスター」のB面「キャッチ・リップ」の替え歌バージョンが流れ、CMの最後には本物の宝石(ルビー、シトリン、エメラルドの指環)などの抽選プレゼントが行われるなど、子供はもちろん、大人の心まで掴むCMでした。
残念ながら1983年に終売となりましたが、後にロッテスノー(当時)が、雪印ブランドによる「夢の宝石箱が当たるキャンペーン」という限定復刻を行ったりと、現在でも再販の声が多い宝石箱。
もう一度、あの「宝石箱」のフタを開けた時の感激を味わってみたいですね。