ちょっと酸っぱい味がやみつきとなる、懐かしい駄菓子屋の定番商品「よっちゃんいか(カットよっちゃん)」。
1977年に「よっちゃん食品工業株式会社」から発売された、おやつや、おつまみとして長い間親しまれている魚肉加工食品です。
以前のパッケージには「よっちゃんいか」と表記されていましたが、イカだけが原材料ではなく魚肉のすり身も含まれているので、現在の正式名称は「カットよっちゃん」。
商品名や社名にも使用している「よっちゃん」は、現会長である金井芳雄さんの幼少の頃のあだ名「よっちゃん」が由来となっています。
アイデアマンとしても有名な金井芳雄さんは、購入した超高級車「ロールス・ロイス」の車体を金色に塗りなおし、更に「よっちゃんいか」のイラストをプリント。
なんとも大胆で勿体ない話ですが、それを宣伝カーとして使用し、会社や商品の知名度アップに成功。
その後、「よっちゃんイカを買ってロールスロイスに乗ろう」というインパクトのあるキャンペーンまで行いました。
当選した方の笑顔が想像できるキャンペーンですね。
そして、よっちゃんいかのテレビCMもインパクトがありました。
「あぁ~ら、よっちゃんのぉ~すずけ~いか」というCMソングが流れる中「うめ~!」と勢いよく叫ぶCMを憶えている方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、よっちゃんいかのパッケージデザインは「福袋の端を引っ張って福を引き寄せる」という意味があるそうですよ。
発売以降、何度かのリニューアルを重ね、おつまみやおやつとして大活躍してきた「よっちゃんいか」。
現在でも、「甘辛味」や「しろ」などシリーズを増やし、大人から子供まで楽しめる人気の商品です。