涙あり、笑いありのホームドラマ「池中玄太80キロ」。
1980年4月5日から1980年6月28日の間、日本テレビ系列で毎週土曜日(21:00:21:54)に放送されたテレビドラマです。
「池中玄太80キロ」は、鳥や丹頂鶴の写真撮影をライフワークとしている報道カメラマン「池中玄太(西田敏行さん)」が、3人の娘を持つ「鶴子(丘みつこさん)」と結婚後、鶴子が病気で倒れ、帰らぬ人となり、池中玄太が残された3人の子供たち(杉田かおるさん、有馬加奈子さん、安孫子里香さん)を引き取り、本当の家族以上の絆を作り上げるという感動のドラマです。
「池中玄太80キロ」は大人気ドラマとなり、1981年4月4日から「池中玄太80キロ2」、1989年4月8日から「池中玄太80キロ3」と続編が作られ、スペシャル版も計3回放送されました。
タイトルにもある「80キロ」は、制作当時の西田敏行さんの体重が80キロだったからで、1992年に放送された最後のスペシャルでは、「池中玄太83キロ」にタイトルを変更しました。
西田さん3キロ太ってしまったんですね……。
ドラマの主題歌は、シリーズ全てで西田敏行さんが歌っているのですが、特に印象に残っているのがパート2とパート3で主題歌に起用された「もしもピアノが弾けたなら」。
池中玄太のような、不器用な男に対する応援歌「もしもピアノが弾けたなら」で、西田敏行さんは第23回日本レコード大賞金賞を受賞し、第32回NHK紅白歌合戦にも出場しました。
同曲で「ザ・トップテン」に初登場した際の記念写真撮影では、「写真の表情が気に入らない」と3度も撮り直しをお願いしていた西田敏行さんの姿を思い出します。
感動の名作ホームドラマ「池中玄太80キロ」シリーズは、DVDや動画配信サービスでも視聴できるので、まだ観ていない方はハンカチを用意してご覧になってみてはいかがでしょうか。