下町を舞台に繰り広げられたテレビ番組「お笑い三人組」は、公開バラエティコメディ番組として約10年続いた人気番組です。
「お笑い三人組」は、1955年11月にNHKでラジオ番組としてスタートし、翌年の1956年11月からはラジオとテレビ、1960年4月からはテレビ専用番組として毎週火曜20:30から、NHKが渋谷に移る前の内幸町の放送会館で公開生放送されていました。
番組名の「お笑い三人組」というように番組の主役は、落語家の「三遊亭小金馬(さんゆうていこきんば)」さん、講談師の「一龍齋貞鳳(いちりゅうさいていほう)」さん、ものまね芸人の「3代目江戸家猫八(えどやねこはち)」さんの3人。
この3人を中心に、レギュラー陣の渡辺篤さん、楠トシエさん、音羽美子さん、武智豊子さん、桜京美さんとの息の合った掛け合いで、お茶の間に笑いを届けてくれました。
物語の舞台は、現代劇の「あまから横丁」に始まり、時代劇の「あまから長屋」、そして再び現代劇の「あまから横丁」と2度のリニューアルがあり、1966年3月まで10年余り続いた長寿番組となりました。
放送終了後も、番組の主題歌「お笑い三人組テーマソング」は「志村けんのだいじょうぶだぁ」内のコントでも替え歌として使用されるなど、現代のお笑いにも受け継がれています。